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韓国アイスクリーム輸入実務ガイド - 市場規模と物流
主要メーカーとFOB価格帯
韓日コールドチェーン物流ルート比較表
B2B調達3モデルの比較
輸入実務プロセス5ステップ
日本市場差別化3パターン成功事例
価格構造と利益率シミュレーション
TOTAROで韓国冷菓調達を開始

韓国アイスクリーム・冷菓のB2B輸入実務:MOQ・物流・主要OEM調達ガイド

韓国冷菓市場の構造と主要プレイヤー

韓国の冷菓・アイスクリーム市場は2023年時点で約1.8兆ウォン(約1,800億円)規模。Big 3メーカー — Binggrae(빙그레), Lotte Confectionery, Haitai(해태) — が市場シェア75%超を占める。

特に輸出向けに注目すべきは:

  • Binggrae Melona(メロナ) — 年間輸出額4,500万ドル、北米・東南アジア・日本向け
  • Lotte World Cone — OEM対応可、MOQ 10,000個から
  • Haitai Bbaebbaero(빼빼로アイス) — 菓子ブランド活用型、日本でも認知度高

中小では Samjin Food, SPC Samlip が冷凍デザート・餅アイスのOEM生産に強み。FOB価格は1個あたり$0.50-2.00(業務用バルク)、小売パッケージで$1.20-3.50。

輸入物流とコールドチェーン要件

冷凍食品の国際輸送では -18℃以上維持 が食品衛生法の基準。韓国→日本ルートは:

ルート所要日数コンテナタイプ1パレット目安費用
釜山港→博多港4-5日20ftリーファー¥180,000-250,000
仁川港→東京港5-7日40ftリーファー¥320,000-420,000
航空便(仁川→成田)1-2日ULD冷蔵コンテナ¥450/kg~

実務ポイント:

  • リーファーコンテナは1本で約10-12パレット積載可能(製品サイズ依存)
  • Melona等の人気SKUは混載便(LCL)でMOQ 500個~対応するフォワーダーあり
  • 通関時に「冷凍食品輸入届出」(厚労省)必須 — 初回は製品仕様書・製造工程表・成分分析表の提出が必要
  • 日本側の冷蔵倉庫費用は1パレット/月 ¥8,000-15,000(3PL利用時)

B2B調達の3つのモデル

1. メーカー直接取引

Binggrae, Lotteなど大手は輸出部門を持ち、MOQ 1コンテナ(約20,000-30,000個)から対応。契約は通常FOB条件、信用状(L/C)または前払い30% + 船積後70%の条件が多い。

日本側の独占販売権交渉も可能だが、年間minimum purchase(最低購入額)$100,000-300,000を求められるケースが一般的。

2. 韓国卸売・商社経由

K-Food Trading, Global F&B Korea 等の輸出商社は:

  • 複数ブランド混載可能
  • MOQ 1パレット(500-1,000個)から
  • 日本の食品表示ラベル貼付サービス込み
  • FOB価格+15-25%のマージン

メーカー直取引より単価は高いが、初期リスクが低く、テスト販売に最適。

3. OEM製造

中小メーカー(Samjin, SPC等)はOEM対応。MOQ 10,000-50,000個、リードタイム60-90日。

OEMプロセス例:

  1. レシピ・パッケージデザイン提出(日本側)
  2. サンプル製造(500個, 費用$2,000-5,000)
  3. 正式発注 → 前金50%支払い
  4. 製造・品質検査(60日)
  5. 船積 → 残金決済

日本の「アイスクリーム類及び氷菓の表示に関する公正競争規約」に準拠したラベル作成が必須 — 韓国側で対応可能なメーカーは限定的なため、日本側で貼付が一般的。

日本市場での差別化戦略

韓国冷菓の強みは 独特の食感とフレーバー。日本市場で成功している3パターン:

A. K-POP/韓流連動型 Melonaは「韓国アイドルが食べるアイス」として若年層に浸透。Instagram投稿数(#メロナアイス)は日本国内で15万件超。飲食店・カフェへの卸売では「映える」ビジュアルが購買決定要因。

B. 健康志向・低カロリー ヨーグルト系氷菓(例: Binggrae Yoplait Ice)は1本80-120kcal。コンビニ・ドラッグストアでの採用事例多数。日本の「ロカボ」「糖質オフ」トレンドと合致。

C. 餅・和テイスト融合 韓国の떡(餅)を使った冷菓は、日本の「雪見だいふく」需要と重なる。SPC Samlipの餅アイスOEMは、日本の和菓子店・スーパーPBで採用実績あり。

価格構造と利益率シミュレーション

ケーススタディ: Melona 1箱(12個入り)

項目金額(円)備考
FOB価格(韓国)480@40円/個
海上運賃(按分)60混載便利用時
通関・検疫費用301箱あたり按分
国内配送(倉庫→卸)503PL利用
着地原価620
卸売価格(小売店向け)1,200粗利率48%
小売価格(1個)15012個=1,800円

実際の利益率は:

  • 輸入卸: 30-50%(返品リスク・在庫コスト込み)
  • 小売: 25-35%(コンビニ20-25%、スーパー30-35%)

初期投資目安(1コンテナ輸入時): 総額350-500万円(商品代金+物流+諸経費)。

規制とコンプライアンス

日本への冷菓輸入で確認すべき3点:

  1. 食品衛生法届出 — 厚労省検疫所に「食品等輸入届出書」提出。初回は検査命令または自主検査(費用5-10万円)が一般的。

  2. アイスクリーム類の規格基準 — 乳脂肪分・乳固形分・細菌数の基準あり。韓国製品は「氷菓」(乳固形分3%未満)に分類されることが多く、基準は比較的緩い。

  3. 原産地表示 — JAS法に基づき「原料原産地名」表示必須。韓国語パッケージのまま販売不可 — 日本語ラベル貼付または再包装が必要。

韓国側のHACCP認証工場(2023年より義務化)であれば、日本の輸入審査は比較的スムーズ。BinggraeとLotteの主力工場は全てHACCP対応済み。

FAQ

Q1. 韓国アイスクリームの最小輸入ロットは? メーカー直取引で1コンテナ(20,000-30,000個)、商社・混載便利用で1パレット(500-1,000個)から可能。テスト輸入なら航空便で100個単位も対応する業者あり。

Q2. 日本の食品表示ラベルは誰が作成? 韓国メーカーが対応するケースは稀。通常は日本側輸入者が食品表示法に準拠したラベルを作成し、倉庫で貼付。1枚あたり¥5-15(外注時)。TOTARO経由なら提携ラベル業者の紹介可能。

Q3. 賞味期限と在庫リスクは? 冷凍保存(-18℃)で製造日から18-24ヶ月が一般的。ただし日本到着時点で残存期限12ヶ月以上を求める小売チェーンが多い。発注時に製造日を確認し、フレッシュな在庫の出荷を契約書に明記すべき。

Q4. OEM製造で独自ブランドを作る場合の注意点は? MOQ 10,000個以上、初期金型費用(パッケージ用)$3,000-8,000、サンプル製造2-3週間が標準。日本の「アイスクリーム類」規格(乳脂肪・乳固形分)を満たすレシピ設計が必須 — 韓国メーカーは日本基準に不慣れなため、仕様書を明確に提示すること。

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