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韓国発酵調味料B2B調達ガイド表紙
韓国発酵調味料3品目の市場シェアと特性
主要3品目の特性比較表
B2B調達4ステッププロセス
価格構造とマージン分析
リスク管理3つのポイント
2025年市場トレンド3選
TOTAROで韓国発酵調味料サプライヤーを検索

韓国発酵調味料(ジャン)B2B調達完全ガイド — テンジャン・サムジャン・カンジャン卸売実務

韓国発酵調味料市場の現状と日本輸入動向

韓国農林畜産食品部によれば、2024年の韓国発酵調味料(장류)市場規模は1兆8,000億ウォン(約2,100億円)に達し、そのうちテンジャン(된장)が38%、カンジャン(간장)が45%、サムジャン(쌈장)が12%を占める。日本向け輸出は2023年に前年比22%増の4,800万ドルを記録し、特にテンジャンとサムジャンの需要が急増している。

日本市場では韓国料理専門店の増加(2023年時点で約1,200店舗)と家庭用韓国調味料需要の拡大により、業務用パッケージ(500g-1kg)とリテール用小容量(200g-300g)の両方で引き合いが強い。主要輸入業者は東京・大阪・福岡に集中し、月間取扱量は20-50トンのレンジが多い。

主要3品目の特性と日本市場適合性

品目原料熟成期間塩分濃度主要用途日本市場価格帯(卸)
テンジャン大豆、塩、麹3-12ヶ月11-13%チゲ、和え物800-1,500円/kg
カンジャン大豆、小麦、塩6-24ヶ月16-18%煮物、つけ汁600-1,200円/L
サムジャンテンジャン+コチュジャン1-3ヶ月8-10%サンチュ包み900-1,600円/kg

テンジャン(味噌)は日本の米味噌と比較して豆の風味が強く、塩分がやや高い。CJ第一製糖の「ヘチャンドル(해찬들)」、Sempio(センピョ)の「在来式テンジャン」が日本市場シェアの約60%を占める。MOQは通常500kg(500g×1,000個または1kg×500個)で、20ftコンテナ1本あたり12-15トンの積載が標準。

カンジャン(醤油)は韓国式の釀造醤油(양조간장)と混合醤油(혼합간장)に分類され、日本向けには濃口に近い「ヤンニョム(양념)カンジャン」が人気。Daesang(大象)の「チョンジョンウォン」ブランドは業務用1.8L PETボトルで月間3,000ケース以上の実績がある。

サムジャンは韓国料理の普及とともに需要が急拡大しており、2023年の日本輸入量は前年比34%増の420トン。ゴマ油・ニンニク・玉ねぎを配合した「即食型」が外食チェーン向けに好まれる。MOQは300kg程度から対応可能なメーカーもある。

B2B調達の実務フロー

韓国発酵調味料のB2B調達は以下の4ステップで進行する。

Step 1: サプライヤー選定と見積取得
主要サプライヤーはCJ第一製糖、Sempio、Daesang、Ottogi、Chungjungone の Big 5。これらは英語・日本語対応の輸出部門を持ち、FOB釜山港での見積提示が一般的。中小メーカー(例: 順昌(スンチャン)地域の伝統醸造所)は品質は高いが輸出実績が少なく、通商代行会社経由での取引となる場合が多い。

Step 2: サンプル評価と規格確認
食品衛生法に基づく検査項目(細菌数、大腸菌群、カビ毒)の検査成績書(韓国語+英語)を事前取得。日本の検疫所でも再検査されるため、出荷前検査の有効期限(通常3ヶ月)を確認する。賞味期限は常温保存で12-18ヶ月が標準だが、無添加製品は6-9ヶ月と短い。

Step 3: 初回発注とロジスティクス
MOQは品目により異なるが、混載可能なフォワーダー(例: Pantos Logistics、Hanjin)を利用すれば1パレット(約500kg)単位での輸入も現実的。釜山港→博多港は海上4日、→東京港は5日が標準。CIF条件での取引が一般的で、海上保険は貨物価格の0.3-0.5%。

Step 4: 通関と国内配送
関税率はHS 2103.90(調味料)で通常3.0-5.5%、最恵国待遇適用。食品輸入届出は到着前にFAINSシステムで実施。通関後、冷蔵不要のため常温トラックで国内配送可能。

価格構造と収益性分析

韓国発酵調味料の価格構造を500g テンジャン(ヘチャンドル)を例に示す。

  • FOB 釜山: $1.20/unit
  • 海上運賃+保険(20ftコンテナ): $0.15/unit
  • 関税(4.0%)+通関費用: $0.08/unit
  • CIF 日本港: $1.43/unit (約210円)
  • 国内物流+保管: 30円/unit
  • 輸入業者卸価格: 350-400円/unit
  • 小売店頭価格: 600-750円/unit

輸入業者のグロスマージンは40-45%、小売は45-50%が標準。業務用1kg パックは単価が15-20%低いが、ロット数が大きく(月間500kg以上)安定収益が見込める。

リスク管理と品質保証

発酵調味料特有のリスクとして、以下の3点に注意が必要。

微生物コントロール
韓国メーカーは HACCP 認証取得が標準だが、夏季(6-8月)の輸送時に容器膨張や液漏れが発生する例がある。通気性キャップ採用製品またはレトルト殺菌済み製品の選択が推奨される。Sempio の「クリーンキャップ」シリーズは日本向けに通気性を改良している。

表示ラベル対応
日本の食品表示基準では原材料名の詳細表示(遺伝子組換え大豆の有無等)が必須。韓国側で日本語ラベルを貼付して出荷するか、日本国内で再ラベリングするかを契約時に明確化する。再ラベリング費用は1unitあたり8-15円。

為替変動ヘッジ
韓国ウォンは対円で年間±8-12%変動する。3ヶ月以上の長期契約では為替条項(例: 基準レート±5%を超えた場合の価格調整)を盛り込むか、フォワード契約を活用する。

2025年の市場見通しと新トレンド

韓国発酵調味料の日本市場は2025年に前年比15-18%成長が予測される。注目トレンドは以下の3つ。

1. プレミアム伝統醸造品
全羅北道・順昌(スンチャン)の伝統テンジャン(3年熟成)が高級日本料理店で採用され始めている。FOB価格は通常品の2-3倍($3.50-4.00/500g)だが、差別化要素として有効。

2. 小容量・個包装
コンビニエンスストア向けに15g使い切りパックのサムジャンが開発され、2024年後半から本格流通開始。MOQ 10,000パック、FOB $0.18/unit。

3. オーガニック認証品
韓国有機農産物認証(유기농)と日本有機JAS の両方を取得した製品が登場。価格は通常品の1.5倍だが、自然食品店・高級スーパー向けに需要拡大中。

TOTAROプラットフォームでは、上記Big 5メーカーを含む韓国発酵調味料サプライヤー47社が登録しており、MOQ・価格・サンプル提供条件の比較検討が可能。輸出実績フィルタ(日本向け年間10トン以上)を使えば信頼性の高いサプライヤーを効率的に絞り込める。

FAQ

Q1: テンジャンとカンジャンの最小発注量はどのくらいか?
A: 主要メーカー(CJ、Sempio)では500kg(約1パレット)から対応可能。中小メーカーは1トン以上を要求する場合が多いが、TOTAROの混載サービスを利用すれば300kgから輸入実績がある。初回取引では1パレット+サンプル20kgでの契約が現実的。

Q2: 賞味期限と保管条件はどうなっているか?
A: テンジャン・カンジャンは常温保存で製造日から18ヶ月、サムジャンは12ヶ月が標準。開封後は冷蔵推奨。業務用大容量(10kg缶)は開封後1ヶ月以内の使用を想定している。直射日光を避ければ常温保管可能だが、夏季は25℃以下の冷暗所が推奨される。

Q3: 日本の味噌・醤油メーカーとの競合をどう考えるべきか?
A: 韓国発酵調味料は日本製品との「代替」ではなく「併用」市場を形成している。韓国料理専門店では必須アイテムであり、日本の発酵調味料とは風味プロファイルが異なるため、レシピ提案次第で家庭用市場でも共存可能。特にサムジャンは日本に直接的な競合製品がなく、ブルーオーシャン状態。

Q4: 通関時に問題となりやすい検査項目は?
A: 大腸菌群とアフラトキシン(カビ毒)が主要チェックポイント。韓国側の出荷前検査で基準値以下でも、輸送中の温度管理不良で再汚染される例がある。信頼できるフォワーダーの選定と、夏季のリーファーコンテナ使用(+$400-600/20ft)が重要。初回輸入時は検疫所での検査に7-10営業日を見込む。

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